3/12 行ってきました。 『義経千本桜』 1. 鳥居前 2. 渡海屋 大物浦 3. 道行初音旅 座席 2階1列センター ******* 先日の「四の切」で気がついたのですが 静御前の赤いお着物って中振袖なのですね。勿論今回の「鳥居前」も同じ。 11月演舞場でも「四の切」観てるはずなんですけど記憶なし。 "姫"ではないから・・というのは理屈としてはわかっても どうしても赤いお着物といいビラビラの髪飾りといい、「=赤姫」と思ってしまって バランスが妙に思えてしまうんです。 渡海屋・大物浦になると静御前や忠信は登場せず。 藤十郎さん演じるお柳、最初のうちちょっと声が小さくて 聞きづらかったのですが姿はとてもお若い。 この方の不思議なところです。 紫の石持ちの着物に髪型は馬の尻尾(でしたっけ?)地味な拵えなのに 妙に色気があるんですね。十二単になって典侍の局になってからの貫禄は十分。 特に好きな役者さんではないはずなのにいつの間にか吸い込まれるように みてしまいます。 本当に不思議。 『渡海屋』、途中中だるみしそうな予感だったのですが 義太夫がすごい迫力で、2階席だったので高いところにいる大夫さん+三味線さんの音が まっすぐ私に向かってくるようで、寝てなんか居られませんでした。 VIVA 鳴門大夫! でした。 『大物浦』はまたしても子役に泣かされてみたり・・・ 『吉野山』これ素晴らしかったです。楽しめました。 芝翫さんの静の可愛らしいこと、菊五郎さんの忠信の凛々しさと愛嬌の同居、 舞台全体が背景の桜とともに華やかに春の暖かさ、柔らかさに 包まれていたような気がしました。 仁左衛門さんの藤太のお付き合いも素敵ですね。贅沢。 昼の部はこれ一度・・と思っていたのですが、吉野山だけはもう1度見たくなりました。
by easyease
| 2007-03-14 00:36
| 歌舞伎
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