10/29 行ってきました。
第一部 色彩東西六佳撰 1.筝曲・河東節掛合「熊野」(ゆや) 2.京舞「信乃-八犬伝・莟の八房ー」 3.”三枚続廓賑” 第二部 歌舞伎 新古演劇十種の内 「土蜘」 座席 1階L1列10番 ************* 第一部は進行役に狂言役者の茂山宗彦さんと茂さん。 狂言の明るいところを思い切り出して大熱演&大滝汗の進行係でした。 「熊野」は箏、三味線、笛に唄。 なにもわからないのでほぉ~っと聴いてみました。 2段の雛壇に座られていたのですが、初めはどっちが筝曲でどっちが河東節やら(笑) 下の段に箏があるからこちらが筝曲かな・・とは思いましたけど、すごく不安。 こんな時こそプログラム!ということで演奏中に必死に読んで判別してみました。 プログラムのお写真と実際とで微妙に違うのがポイント。 「信乃」は井上八千代さんの京舞。 上方唄と義太夫の演奏でした。さすがにこれはどっちがどっちかわかりましたよ。 義太夫は綱太夫さん、三味線、清二郎さん。 (関係ないですけどこのお二人親子なのですね。プログラム読んで知りました。) 会場がやたら広いせいか綱大夫の声が妙に響いて聞こえたのが残念です。 井上八千代さんの舞というと、先代の素踊り(?)の印象が強かったのですが 今回は歌舞伎からとった演目ということで舞台も作られ拵えもありでした。 途中、娘だったのがぶっかえりがあって男になるという場面も見られました。 井上八千代さんの踊りはてきぱきというかパキパキした印象の踊りでした。 「三枚続廓賑」は浅草、博多、新橋の芸妓さんの技の披露。 浅草は太鼓や笛などを使って若い芸妓さん、舞妓さんが明るく演奏。 博多は年配の方が1人で黒田節と祝い目出度いと男踊り。 新橋は姐さん芸妓とでも行った感じの粋な姐さん方が女と男踊りをみせました。 私はこの新橋の芸妓さんの踊りが一番好きでした。 男踊りがすごく粋で、自分も踊ってみたいな思いました。 皆さん、扇子や内輪をもって踊ってましたけど男と女では扇ぎ方が違いました。 そして最後は全員でにぎやかに。 本日の私のメインは勿論第二部です。 菊五郎さんの「土蜘」。 保昌が三津五郎さん、胡蝶が菊之助さん、頼光が時蔵さんです。 三津五郎さん、登場から堂々として立派でした。 頼りになりそうです。 そして病の床から(笑)時蔵さん。またも立役です。 ただ為所がない・・・というか動きがほとんどないお役で残念。 でも台詞などは堂々としてらして、高貴なお役をきれいにやられていたと思います。 きれいといえば菊之助さんの胡蝶。あの能のような衣装がお似合い。 心なしかお顔も能面みたい(ほめてますよ) 菊五郎さん、僧・智籌の時の不気味さ怪しさはあっさり目だったような気がします。 菊五郎さんならもっと濃くなると思ったのですが・・・ 後で蜘蛛になってからの保昌&四天王ズとの戦いは迫力ありました。 蜘蛛の糸がきれいに投げられて、なぜか安心する私(笑) 12月にOAされるそうなのでそれでまた楽しめるのが楽しみですね。
by easyease
| 2006-10-30 15:49
| 歌舞伎
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