3/19 大田区民プラザへ行ってきました。
”昼の部” 1. 解説 2. 菅原伝授手習鑑 寺入りの段 寺子屋の段 3. 釣女 座席 M列25番 ”夜の部” 1. 解説 2. 曽根崎心中 生玉社前の段 天満屋の段 天神森の段 座席 P列16番 ******** 感想が全然まとまらないのでざっと箇条書きにします。 *昼の部の解説。 義太夫は津駒大夫。とても人柄がにじみ出て謙虚なお話。 1番印象的だったのは 「自分達はお客さまに感動を起させる触媒(にすぎない)」との言葉。 三味線の解説は清丈さん、人形は幸助さん。 幸助さんが女の人形使われるのをはじめて観ましたけど動きがきれい。 *寺子屋の段、 はじめ松王の動きがきれいすぎてこれは泣かないか・・と思ったが、 二度目の登場から変わって感情が入っていった気がする。 奥の津駒さんの語りのせいかもしれない。 今までで最高に泣かせてもらった。 紋寿さんの千代、玉也さんの源蔵も素晴らしかった。 *釣女、散々泣いたあとにこれって・・・すごい反動で大笑い。 簑二郎さんの太郎冠者の動きが愛嬌があってよかった。 英さんの語りもあっていた感じ。 そして何よりも勘弥さんの醜女が最高。配役決めた人の思う壺。 あの端正なお顔であの人形にあの動き。 ブラボー *夜の部の解説、呂勢大夫、龍聿、清五郎さん。 呂勢さんが女の声の出し方の説明で何度も 『少し位おっさんくさくてもいい』と繰り返していたのが印象的(笑) 呂勢さんの声をおっさん臭いと思ったことはないけれど・・ね。 *曽根崎心中、天満屋の段まで黒衣で遣っていた。 天満屋の段、語りの嶋大夫さんはすてきだし、何よりも人形の 縁の下にいる徳兵衛が素晴らしかった。 本当に生きているかのような体や首の動きで艶っぽい。 勿論お初の素晴らしさは言うまでもないと思うのだけど 私は徳兵衛の色気につい目を奪われてしまって あんまりお初を観られてなかった気がする。 *天神森の段でやっと出遣い。 二人が帯に絡まって行くところも3人遣いだと難しいのだろうに 自然に流れて本当にお初と徳兵衛二人だけの世界のように見えた。 曽根崎心中は苦手かも・・と思っていたが観て正解。 ただしこれの勘十郎さんの徳兵衛を観てしまうと 1月の忠兵衛を観られなかったことが今更に悔やまれてくるのが悔しい。
by easyease
| 2007-03-20 11:53
| 文楽
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